KOBE Re:Public ART PROJECT

NEWS

2022.09.22

第1弾 参加アーティスト発表

当プロジェクトの第一弾 参加アーティストが発表されました。
リサーチアーティストの公募は引き続きエントリー受付中です。
(公募アーティストの発表は10月下旬予定)

【第1弾 参加アーティスト】(五十音順)
遠藤薫
太田光海
久保田沙耶
Kenji “Noiz” Nakamura
小金沢健人
持田敦子

Profile

遠藤 薫

遠藤 薫

1989年大阪府生まれ。2013年沖縄県立芸術大学工芸専攻染織科卒業。2016年志村ふくみ(紬織、重要無形文化財保持者)主宰アルスシムラ卒業。沖縄や東北をはじめ国内外で、その地に根ざした工芸と歴史、生活と密接な関係にある政治の関係性を紐解き、主に雑巾や落下傘、船の帆などを制作し「使う」ことで布の生と人々の生を自身の身体を用いてパーフォーマティブにトレースし、工芸の本質を拡張することを制作の核とする。
近年の主な展示に「琉球の横顔―描か れた『私』からの出発」(沖縄県立博物館・美術館/沖縄・2021年)、「国際芸術祭『あいち2022』」(豊島記念資料館/愛知)などがある。「第13回 shiseido art egg」(資生堂ギャラリー/東京・2019)ではart egg大賞を受賞。

太田 光海

太田 光海

1989年東京都生まれ。映像作家・文化人類学者。神戸大学国際文化学部、パリ社会科学高等研究院(EHESS)人類学修士課程を経て、マンチェスター大学グラナダ映像人類学センターにて博士号を取得した。パリ時代はモロッコやパリ郊外で人類学的調査を行いながら、共同通信パリ支局でカメラマン兼記者として活動。この時期、映画の聖地シネマテーク・フランセーズに通いつめ、シャワーのように映像を浴びる。
マンチェスター大学では文化人類学とドキュメンタリー映画を掛け合わせた先端手法を学び、アマゾン熱帯雨林での1年間の調査と滞在撮影を経て、初監督作品となる『カナルタ 螺旋状の夢』を発表。また、2021年には写真と映像インスタレーションを用いた個展「Wakan / Soul Is Film」(The 5th Floor)を開催し、さらに熱海で行われた芸術祭「ATAMI ART GRANT」に参加するなど、映画に留まらない領域で表現活動を行う。

久保田 沙耶

久保田 沙耶

アーティスト。1987年、茨城県生まれ。筑波大学芸術専門学群構成専攻総合造形、東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修士課程修了、同博士号取得。日々の何気ない光景や人との出会いによって生まれる記憶と言葉、それらを組み合わせることで生まれる新しいイメージやかたちを作品の重要な要素としている。焦がしたトレーシングペーパーを何層も重ね合わせた平面作品や、遺物と装飾品を接合させた立体作品、さらには独自の装置を用いたインスタレーションなど、数種類のメディアを使い分け、ときに掛け合わせることで制作を続ける。個展「Material Witness」(大和日英基金)や、アートプロジェクト「漂流郵便局」(瀬戸内国際芸術祭)など、多数参加

Kenji “Noiz” Nakamura

Kenji “Noiz” Nakamura

1983年生まれ。鹿児島県出身。音楽プロデューサー、オーガナイザー、オルタナティブスペース運営、アーティストマネジメントを経て、2020年 Good Mode Teams 結成。現在は、自然環境に開かれた一瞬の時空間へ | 眼差 | を送り | 場 | を創り | 体験 | を生み出し、自然界と生物界の境界を探求し表現の軸としている。代表企画「音楽堂のピクニック」(横浜、2022)、「チュㇷ゚cup」(石巻、Reborn-Art Festival 2021-22)、美術家 小金沢健人との共同企画「Wizard of OP」(2019-)、「Jason Moran “SKATEBOARDING” Tokyo」(2019) など。

小金沢 健人

小金沢 健人

武蔵野美術大学在学中よりビデオによる映像作品の発表を始め、ドローイング、パフォーマンス、インスタレーションなどの要素が混在する多彩で複合的な表現に至る。時間と空間を同時に扱うものとして「運動」に着目し、その作品世界は国内外で高く評価されている。1999年よりドイツ・ベルリンを拠点にしていたが2017年に帰国。現在は京都芸術大学教授。

持田 敦子

持田 敦子

photo: Pezhman Zahed

2018年東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了。同年、バウハウス大学ワイマール大学院Public Art and New Artistic Strategies修了。2018年から2019年にかけて、平成30年度ポーラ美術振興財団在外研修員としてドイツ、シンガポールにて研修。2021年TERRADA ART AWARDにて片岡真実賞を受賞。
プライベートとパブリックの境界にゆらぎを与えるように、既存の空間や建物に、壁面や階段などの仮設性と異物感の強い要素を挿入し空間の意味や質を変容させることを得意とする。